意外と知っている人が少ないのですが、ネイティブが「to」を「トゥ」と発音することはほとんどありません。
省略されて消えているか、他の単語と合体して「トゥ」ではない音に変化しているパターンがほとんどです。
日本人がネイティブの英語を聞き取れないカラクリがここにあります。
この記事では、このようにネイティブが多用する省略発音において最も重要なフレーズ4選を紹介します。
これらのフレーズの発音を知っておくと、ネイティブの日常会話がかなり理解出来るようになります。
ネイティブが多用する4つの超重要フレーズの発音を紹介。
① have to
② want to
③ got to
④ going to
⇒これら4つの発音と使い方を攻略しておくことで、ネイティブの英語が耳にとまるようになります!
「have to」の発音はハフタ。
まず最初は「have to」です。さっそくですが、以下の例文は英語で何と言っているか聞き取れますでしょうか?
正解は・・・
I have to go. 訳:じゃあそろそろ行くわ。
「アイハフトゥゴー」ではなく、「アイハフタゴオ」です。
「have to(ハフトゥ)」は、ネイティブの話すスピードが上がるにつれて「トゥ」が省略されて「hafta(ハフタ)」になります。
この音声変化は日常会話で頻出しますので、「have to」の発音は「hafta(ハフタ)」で覚えておきましょう!
なお、「t(トゥ)」の発音は破裂音といって口にストレスをかけて発音させる必要があるため、すごく疲れます。なのでネイティブは「t」の音をとことん省略しようとします。
「have to(ハフトゥ)」は「hafta(ハフタ)」と発音する!
「I have to go」⇒「I hafta go(アイハフタゴオ)」
ところで、「I have to go」には他にも同じ意味で言い換えられる表現があることを知っていますか?
「got to」の発音はガダ。
「I have to go」は「got to」を用いて以下の表現で言い換えられます。なお、同じ意味なのでどちらを使っても構いません。
ただ、どちらも日常会話では、めちゃくちゃ多用されます。
I got to go. 訳:じゃあそろそろ行くわ。
「got to」の発音は「ガダ」です。
「got to(ゴットゥ) 」が「gotta(ガダ)」に変化します。
この音声変化は超頻出なのでそのまま覚えてしまいましょう。
そのため、この例文は「アイゴットゥゴー」ではなく、「アガダゴウ」と発音します。
SNSやチャットなんかではよく「gotta go」と表記されているのを見かけますが、これは「I gotta go」から、さらに「I」が省略されて「gotta go(ガダゴウ)」になっているんです。
「アイゴットゥゴー」と思っていたのに「ガダゴウ」って・・・
「どんだけ省略するんだよ!」って感じですよね。。
だから、このルールを知らないとネイティブの英語なんて絶対聞き取れるわけないんです。
「got to(ゴットゥ)」は「gotta(ガダ)」と発音する!
「I got to go」⇒「I gotta go(アガダゴウ)」
「want to」の発音はワナ。
つぎに紹介するのは「want to」です。それではさっそく例文を聞いてみてください。
I want to know you. 訳:君を知りたい。
「アイウォントトゥノウユー」ではなく、「アイワナノウユウ」と聞こえますね。
「want to」は「ワナ」と発音します。
これはこのまま覚えてください。誰も「ウォント」とは言ってくれません。
そして、「アイ」と「ワナ」がくっついて「アワナ」になり、「アワナノウユウ」になります。
「want to(ウォントトゥ)」は「wanna(ワナ)」と発音する!
「I want to know you」⇒「I wanna know you(アワナノウユウ)」
「going to」の発音はガナ。
こちらの例文を聞いてみましょう。
I’m going to miss you. 訳:寂しくなるなぁ
この文章には2つの音の変化ポイントがあります。
1.音の変化「Going to」⇒「Gonna」
「Going to」の発音は「ガナ」です。
「Going to」が「Gonna」に音が変化します。
よって「Going to(ゴーイングトゥ)」⇒「Gonna(ガナ)」です。
この音声変化は超頻出なのでそのまま覚えてしまいましょう。
2.「miss」と「you」がリンキングする。
よって、「I’m going to miss you」⇒「I’m gonna miss you(アムガナミシュウ)」となります。
「Going to(ゴーイングトゥ)」は「Gonna(ガナ)」と発音する!
「I’m going to miss you」⇒「I’m gonna miss you(アムガナミシュウ)」
まとめ
それではまとめです。
「have to(ハフトゥ)」は「hafta(ハフタ)」と発音する!
「got to(ゴットゥ)」は「gotta(ガダ)」と発音する!
「want to(ウォントトゥ)」は「wanna(ワナ)」と発音する!
「Going to(ゴーイングトゥ)」は「Gonna(ガナ)」と発音する!
この4つは日常会話でめちゃくちゃ使われる音の変化パターンです!
だから逆に言えば、これらを知らないとネイティブの英語なんて聞き取れる訳がないんです。
何度も練習して必ず自分のものにしましょう!必ず「おっ!分かる!」となる時が来ます!
なお、他の音の変化パターンについても知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。これらは全てネイティブが「t」の発音を省略するために行っている発音ルールです。
・「フラップ」英語のみんな知らない発音ルール 例えば「but I」は「バライ」
・「That」の発音は「ザット」ではなく「ダッ」の方がネイティブに伝わる。
以上、それではまた。