「I want you to know」歌詞をカタカナでネイティブ発音を学ぶ。

「I want you to know」歌詞をカタカナでネイティブ発音を学ぶ。

ネイティブに通じる発音をマスターするうえで、英語の歌をマネしてフレーズの発音を覚えることは非常に効果のある練習法なんです。

なぜなら、楽曲はリズムが決まっているため、正しい発音・イントネーションでないとちゃんと歌えないからです

今回は、EDM界のベテラン、ゼッド氏の有名トラックである「I Want You To Know ft. Selena Gomez」のフレーズを使って練習しましょう。

誰でも分かるように発音のコツを教えますのでぜひ覚えてください。

次にどこかで似たフレーズを聞いたときに「おっ!分かる!」となりますよ。

この記事で分かること

「I Want You To Know ft. Selena Gomez」の楽曲を使ってネイティブが頻繁に使うフレーズの発音の仕方を解説します。
 ⇒歌でフレーズを覚えることで正しい発音・イントネーションが身に付く!

「I want you to know」歌詞をカタカナでネイティブ発音を学ぶ。

今回この楽曲を使って学ぶのは、こちらのバース部分です。

I want you to know that it’s our time.
分かってほしいの、私たちの時間よ。

you and me bleed the same light.
私たちは同じ光を放っているの。 

I want you to know that I’m all yours.
分かってほしいの、私の全てはあなたのもの。

you and me run the same course.
私たちは同じ道を辿っているの。

出典: “I want you to know” written by Zedd, Ryan Tedder, and KDrew
Feb 23, 2015 Interscope

それでは、さっそく音源を聞いてみましょう。

それでは、それぞれのフレーズに分けて丁寧に解説してきますね。

I want you to know

このトラックの冒頭、0:08~でセレーナは「I want you to know」を「アウォンチュルノウ」と発音しています。

このフレーズの音の変化ポイントはこちらです。

「子音+y」の形で並ぶと、2つの単語はリンキングする。

「子音+y」の形で単語が並んだ場合、リンキングによって音が変化します。ここでは、「want」の「t」と「you」が連結して「chu(チュ)」という発音になります。

want you

フレーズに挟まれた「t」の音はフラップして「r」に変化する。

「you」と「o」に挟まれた「t(トゥ)」はフラッピングという現象により「r(ゥルゥ)」という音に変わります。

よって、「ユウトゥ」ではなく、「ユゥルゥ」という発音になります。

you to

ちなみに、なぜこのように音が変化するのか知りたい方は、「フラップ」英語のみんな知らない発音ルール 例えば「but I」は「バライ」の記事をチェックしてください。

「I want you to know(アウォンチュゥルゥノウ)

その結果、「I want you to know」は「アウォンチュゥルゥノウ」になるわけです。

「アイ ウォント ユウ トゥ ノウ」なんて言っていたらリズムに乗り遅れます。。

that it’s our time

このフレーズのポイントはこちらです。

「That」の発音は「ダ」。

「That」の発音は「ザット」ではなく「ダッ」の方がネイティブに伝わる。の記事で紹介しましたが、「that」の発音は「ダッ」でしたね。喋るスピードが速くなると、さらに「」になるんです。

フレーズに挟まれた「that」の「t」がフラップして「r」になる。

「tha」と「it’s」に挟まれた「t」はフラップして「r」の音に変わります。

that it's

「our」の発音は「アア」。

「our」の発音は「アワー」ではなく、「アア」です。

なお、「アー」だと、どれくらい伸ばすのか分かりづらいので「アア」という表記にしてます。

「that it’s our time」⇒「ダゥリィッツ アアタイム」

よって「that it’s our time」は「ダゥリィッツ アアタイム」になるわけです。

「ザット イッツ アワー タイム」だとカラオケの字幕か!って感じですね。

ちなみに・・・

ちなみに、この音声合成だと「ダディッツ アアタイム」と聞こえると思います。フラップTの音は厳密に言うと「r」か「d」の微妙なところの音なのです。

けどあまり気にしないでください。。どちらでも正解です。

ネイティブはとにかく疲れる発音の「ti(ツィ)」を避けて楽をするために「ri(ゥリィ)」か「di(ディ)」に変えてるだけですから。

you and me bleed the same light.

このフレーズのポイントはこちらです。

フレーズに挟まれた「d」はリダクションする。

1.「an」と「me」に挟まれた「d」はリダクション(脱落)するんでしたね。よって「and me」は「an me(エンミイ)」になります。

and me

 

2.さらに「blee」と「the」に挟まれた「d」も同様にリダクションしますので、「bleed the」は「blee the(ブリイダッ)」になります。

bleed the

なお、「t」や「d」のリダクションについては、「Tは発音しない」それがアメリカ英語の常識ですの記事で詳しく解説しています。

単語の語末の「t」はストップTになる。

「light」の「t」はストップTの発音になります。よって「ライト」ではなく「ライッ」と素早く発音する感じですね。

ストップTについても「フラップ」英語のみんな知らない発音ルール 例えば「but I」は「バライ」の記事で紹介しています。

「you and me bleed the same light」⇒「ユエンミイ ブリイダッ セイムライッ

よって「you and me bleed the same light」は「you an me blee the same lighユエンミイ ブリイダッ セイムライッ)」になるんですね。

that I’m all yours.

このフレーズのポイントはこちらです。

フレーズに挟まれた「that」の「t」がフラップする。

分かってきましたかね・・? 「that it’s」のケースと同じく、

「tha」と「I’m」に挟まれた「t」がフラップして「r」に変わります。

なので、「that I’m」は「tha I’m(ダゥラァム)」となります。

that I'm

「yours」の発音は「ヨオズ」。

「all yours」は「オオヨオズ」になります。

ただし、ここではリズムに合わせて「オオヨオオオオズ」って感じになってますね。

that I’m all yours」⇒「ダゥラァム オオヨオオオズ」

よって、「that I’m all yours」は「tha I’m all yours(ダゥラァム オオヨオオオズ」になるんですね。

ここでも音声合成は「ダダム オオヨオズ」と聞こえますが、こちらで説明した通り、フラップTの音は「r」か「d」どちらでも良いんですね。

run the same course.

このフレーズのポイントは特にありません。というのも、音の変化はほとんど無いからです。

何回も出てきましたが、「the」を「ダ」と発音することだけ意識して、
ランダ セイムコオス」と発音すればバッチリです。

カタカナ表記

というわけでカタカナ表記をつなげるとこのようになります。

アウォンチュゥルゥノウ ダゥリィッツ アアタイム

ユエンミイ ブリイダッ セイムライッ

アウォンチュゥルゥノウ ダゥラァム オオヨオオオズ

ユエンミイ ランダ セイムコオス

こうやって見ると何かの呪文・・?って感じですね。

このまま覚えてカラオケで歌うだけじゃなくて、あくまで英文を見ながら発音の練習をすることを心掛けてください

そして、リズムに合わせて発音練習を行うことにより、似たフレーズを使った日常会話が自然と聞き取れるようになっていきます!

まとめ

それではまとめです。

ネイティブ発音変化ルール

✔「子音+y」の形で並ぶと、2つの単語はリンキングする。
✔「that」の発音は「ダッ」。
✔フレーズに挟まれた「t」の音は「r」に変化する。
✔フレーズに挟まれた「d」の音はリダクションする。
✔単語の語末の「t」はストップTになる。
 ⇒これらのルールを知った上で、歌で発音練習をすることで自然と英語が聞ける英語耳が育っていきます!

自分の口で英語を発音して、それを耳で確認することは英語耳を育てる上で一番重要な練習法です。

「地道すぎる・・」と思うかもしれませんが、私の経験上、この方法が一番成長を実感出来ました。

ぜひ、TOEICだけは解ける英語力ではなく、実際に使える英語力を身に付けるために勉強してみてくださいね。

それでは、また。

 

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