突発性難聴の症状や原因とは
皆さんは「突発性難聴」という病気を聞いたことがありますか?
朝起きると突然、片方の耳が聞こえにくくなる耳の病気です。
何の前触れもなく、突然発症し、
「気づかずに放っておくと完治する可能性が低くなる」
という、恐ろしい病気です。
ストレスや過労、睡眠不足が原因となって発症するとされていますが、明確な原因は不明です。
以下、wiki引用です。
・突発的におきる原因不明の急性感音難聴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
・内耳などに障害が生じる感音性難聴の一種と考えられているが、原因は不明である。
・ 一般的には発症から1週間以内に治療されれば治療成績は比較的良好であるが、それ以降は治療成績は落ち、2週間を過ぎると治癒の確率は大幅に低下する
もし突発性難聴の疑いがある場合は
耳に水が詰まった感じがする、片耳が聞こえにくい、「ボー」と音がするなど、普段と違う耳の違和感が感じられた場合は、
なるべく早く、耳鼻科で診断を受けてください。
突発性難聴は早期治療が重要となっており、治療が遅れると、完治する可能性が低くなってしまいます。
また、突発性難聴の他にも、めまいを伴うメニエール病や、低音域だけが聴き取りづらくなる低音障害型感音難聴など、似た症状でもすべき処置が異なる病気がありますので、安易に自身で判断せずに必ず医師に相談してください。
私も突発性難聴という病気のことを知らなかったので、
朝起きて、耳の違和感に気付いてから病院に行くまで時間がかかりました。
趣味で楽曲制作をやっていたのにも関わらず、耳に違和感があるのは、片方の耳から音が聞き取れていないことによるものだと分からなかったのです。
薬で治療すれば治るとは限らない
治療を受けられた患者さんのその後の経過ですが、残念ながら、必ず完治するという保証はないようです。
適切に治療すれば、患者さんの3分の1は完治し、3分の1は難聴や耳鳴りが残るものの症状は軽くなり、あとの3分の1は残念ながら治りません。
出典: すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2009年10月号:メディカル・ライフ教育出版
なにしろ、現時点で明確な原因が解明されていない病気です。
今後、医療の進歩によりメカニズムが解明されると良いのですが・・。
また、突発性難聴は、めまいを伴うメニエール病に移行したり、併発するケースがあります。
さらに、症状が重い場合は入院となるケースも珍しくないようです。
その辺も、こういう条件で移行するとか決まった法則がある訳ではなさそうです。
耳コミライターUKのケース
私自身、ステロイド投与治療をした後で、症状は軽くなりましたが、依然、低音の聞き取りづらさや不快な耳鳴りは残っていました。
この病気の辛いところは、基本的に、朝起きた時に耳の調子が変わっていることが多いので、悪化してしまうと朝一から気分が落ち込んでしまうことです。
日によって調子の良い時もありましたが、調子の悪い時は、不快な耳の違和感にどうしようもなくガマンする日々でした・・・
しかも、症状は改善するどころか、ますます良くない方向に進行していきました。
治療から数ヶ月経った後、めまいを伴うメニエール病に病状が移行してしまったのです。
でも大丈夫!
何を隠そう、私自身が病院治療で完治しなかった突発性難聴を克服した例なのです。
私は2015年の春に低音障害型感音難聴を発症し、その後にメニエール病を併発しました。
それから何ヶ月も聴力が戻らない状態で、医者からも「これ以上は治らない」と宣告されていました。
しかし、2019年現在、症状はほぼ完治しており、趣味の音源制作を再開できるまでに回復しています。
当然、病院にも通って治療を行っていましたが、私の症状が回復したのはそれよりも後で行ったいくつかの生活習慣の改革によるものです。
その話については「耳の病気ケア」カテゴリーの記事で紹介します。
まとめ
それではまとめです。
- 突発性難聴は朝起きた時などに突然発症する原因不明の耳の病気。
- 治療するのが遅れると完治する可能性が低くなってしまう。
- 耳の違和感など、疑いがある場合は自己判断せずに病院に行くべき。
- 治療後に聴力が回復しなくても、回復させる方法は存在する。
皆さんもこのサイトの記事を参考にして、不快な耳の症状から解き放たれてください。
耳コミライターのUKでした。それではまた。