これから音楽制作を始めたいと思っておられる方にとって、最初に浮かぶ疑問のひとつが「DAWって何?」ではないでしょうか?
また、DTMという言葉を知っている人は「DTMとDAWって何が違うの?」という疑問もあるでしょう。
そこで、今回はDAWとは何なのか、DTMとDAWの違いについて、全く知らない人向けに解説します。
⇒DTMで出来ることや、選定方法などについて解説します。
DAWって何?
DAWとは、「Digital Audio Workstation(デジタルオーディオワークステーション)」の略で、音楽制作専用のソフトウェアのことです。
「ディーエーダブリュー」もしくは「ダウ」と呼びます。
海外では「ドゥ」と発音されていることも多いですね。
DAWがあれば、音楽制作が可能になるわけですが、DAWは国内外、数多くのメーカーが数多くの製品を出しています。
DAWとDTMの違い
DTMとは、「Desk Top Music(デスクトップミュージック)」の略で、卓上で音楽を作成することを意味する和製英語です。
そして、そのDTMを行うための音楽制作専用のソフトウェアのことをDAWといいます。
DAWで何が出来るの?
音楽制作では、DAWソフトを使って色々なことが出来ます。
その中でもメインとなる作業について、基本的なDTM用語と合わせて解説していきます。
①レコーディングと編集
DAWのメイン機能のひとつが、レコーディング機能です。これは分かりますよね。
スタジオのように、自宅で歌や楽器の演奏などのレコーディングを行い、DAWソフト上で、不要な部分を切り取ったり、エコーをかけたり、など自由自在に加工や編集が出来ます。
最近では、録音した元音が分からないくらいアグレッシブに加工しているアーティストも多いですが、それもDAWの魅力ですね。
宅録ソフトとも呼ばれる
自宅で録音することから、DAWソフトは「宅録ソフト」とも呼ばれています。
余談ですが、「宅録女子」とかいう造語もあるのを聞いたことがありますでしょうか。
DAWだけではレコーディング出来ない。
レコーディングするためには別途、オーディオインターフェイスと呼ばれる機材が必要になりますのでご注意ください。
②ソフト音源の演奏
DAWのメイン機能の2つめが、ソフト音源の演奏です。
この素晴らしい機能が、今日までの電子音楽の発展に寄与してきたといっても過言ではないです。
ソフト音源
DAWには、ソフト音源と呼ばれる、コンピュータ上で演奏出来るバーチャルな楽器が付属しています。
ソフト音源は、MIDIと呼ばれる信号を受けて、コンピュータ上でシンセサイザーやギターなどの音を再現して演奏することが出来ます。
MIDI
MIDIとは、楽器の演奏データを機器間で転送するための通信規格のことです。
簡単に言うと、キーボードの鍵盤で、ドレミファソラシドと叩いた結果をコンピュータに送るための信号です。
打ち込み
このMIDIの信号を作ることを、一般的に「打ち込み」と言います。キーボードとマウスを使って打ち込んで作られることから「打ち込み」と呼ばれています。
なお、MIDI信号はコンピュータ上での打ち込み作業とは別に、MIDIキーボードを使って実際に演奏したデータをコンピュータに取り込むこともできます。
③複数の音源のミックス処理
DAWのメイン機能の3つめが、録音された音やソフト音源の音をまとめて同時再生する機能です。
トラックの作成
ひとつひとつの音源(録音した音、ソフト音源の音)の演奏音を時間軸に表した1つのチャンネルをトラックと呼びます。
トラック数とは、DAW上に表示されている音源チャンネルの数のことです。
ちなみに、「track(トラック)」は、英語で「曲」のことも意味しますので、話の文脈でどちらを意味しているのか判断します。
ミックス作業
複数のトラックを同時に再生すると、曲になります。
しかし、音を重ねると音がダンゴ状態になることがあります。
そこで、DAW上で、いらない部分を削ったり、逆に足りない部分を足すことで、気持ち良く聞こえるように調整することが出来ます。
マスターの書き出し
ミックスが調整出来たら、複数のトラックをひとつのトラックにまとめて、WAVデータとして書き出して曲が完成します。
ひとつひとつの音作りから、1曲を仕上げるまでの全ての工程がDAWで出来るということですね。
DAWにはパソコン版とスマホ・タブレット版がある。
かつてDAWはパソコン用のソフトウェアという認識でしたが、最近ではスマホやタブレットで使えるモバイル用のDAWも一般化してきました。
そのため、パソコンを購入しなくても、すでにお持ちの端末で手軽にDTMを始められます。
※なので、この記事ではあえてパソコンと言わず、コンピュータと言いました。
・スマホ・タブレット(iPad/iOS/Android)用
DAWソフトを選ぶポイントは?
基本的にどんなソフトを選んでも失敗ということはありませんが、DAWによって、多少の得意・不得意な部分があります。
購入する前に、確認しておきたいポイントは以下の通りです。
①音質
・DAWで音源を書き出して再生した時の音質が気に入るか。
<得意なDAW>
ProTools、Studio One など
②機能性
・オートメーションやフリーズなど、編集機能が充実しているか。
・付属のプラグインソフトは充実しているか。
⇒必要な機能がない場合、作業が手間に感じるかもしれません。
<得意なDAW>
Nuendo、Cubase など
③付属のソフト音源は充実しているか。
・付属のシンセ、エフェクトのクオリティと量は。
・付属のサンプリング音のクオリティと量は。
⇒ソフト音源が使えないと、別途プラグインを購入する必要が出てきます。
<得意なDAW>
Ableton Live、FL Studio など
④操作性
・マニュアルを読まなくても直感的に操作出来るか。
・作りたい曲のジャンルにとって不要な機能が多過ぎないか。
⇒高機能で複雑すぎると、DTM自体に飽きてしまう可能性があります。
<得意なDAW>
FL Studio、Studio One、Ableton Live など
⑤動作
・DAWの起動は早いか。
・トラック数が増えた時に、再生音が途切れることはないか。
⇒動作が重いと、パソコンのスペックの見直しが必要になります。
<得意なDAW>
Studio One、Ableton Live、Digital performer など
おすすめのDAWソフトは?
パソコン版
こちらの記事で紹介しています。
[nlink url=”https://mimikomi.com/daw-pc/”]
スマホ・タブレット版
別途、記事を作成します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
DAWについて理解出来ましたでしょうか。
皆さんもこの記事を参考にして、自分に合ったDAWを見つけてみてください。

