DTMを始めたばかりの人や、これから始めようとされている方が思っていることとして、「楽曲制作に音楽理論って必要?」「最初に音楽理論を勉強する必要ってある?」という疑問があると思います。
この質問に関して、「必要だけど、最初からがっつり勉強しなくても良い」が答えだと思います。
「じゃあ、何を知っておけばよいの?」という部分を説明します。
音符の基礎知識
音名とは?
日本で使われている「ドレミファソラシド」は、実はイタリア語の音名表記です。
欧米を始めとして、海外では、「CDEFGABC」とアルファベットで表記します。
そのため、DAWソフトのピアノロールと呼ばれるMIDIを打ち込む画面でも、音符はアルファベット表記となっています。
オクターブとは?
C(ド)から、次の C(ド)までの音程を1オクターブといいます。
※音程:2つの音の高低差のこと。
8番目の音階なので、ギリシャ語で8を表す数字のOcta(オクタ)からオクターブと呼ばれています。
では、2オクターブとはどんな音程でしょうか?
そう、C(ド)から、2回目のC(ド)までの音程のことですね。
全音・半音の違いは?
さきほど、8番目の音階なのでオクターブと説明しましたが、音符には全音と半音があります。
半音とは、ピアノの黒い鍵盤(※黒鍵という)のことです。以下のように表されます。
C♯(ドシャープ):C(ド)から半音高い音。
C♭(ドフラット):C(ド)から半音低い音。
半音は、全音の半分の音程です。
・半音2個=全音1個(1音ともいう)
・半音4個=全音2個(2音ともいう)
1オクターブ内の音数
1オクターブ内に存在する音の数は、以下の通りです。
・全音
白鍵7個
C、D、E、F、G、A、B
・半音
白鍵7個+黒鍵5個=12個
C、C#、D、D#、E、F、F#、G、G#、A、A#、B
基本的に、メロディーを作るときには、最小単位である12個の半音をベースとしてMIDIを打ち込んでいきます。
メロディを作るのにルールはありませんが、手っ取り早く「聞こえの良い音」にするためには、スケール(音階)の仕組みを理解しておく必要があります。
スケール(音階)とは?
スケールとは、1オクターブ内の音を、基準の音から順番に並べたものです。
その並べ方によって、「〇〇スケール」という名前の〇〇の部分が変わる感じです。
メジャースケールやマイナースケールなど、有名なものからマニアックなものまで、その種類はとても多いので、覚える必要はありません。
ただし、スケールの「考え方」を理解しておくと、メロディラインがとても作りやすくなります。
メジャースケールとは?
世界で一番有名な、メジャースケールの音の並び方は、以下の通りです。
「C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)」
何を隠そう、これはただのドレミファソラシドなんですね。
そして、この7つの音だけを使ってメロディを作れば、メジャースケールの曲になるということです。
インターバルとは?
隣り合う音と音の間隔のことをインターバルといいます。
メジャースケールのインターバルは、以下のようになっています。
「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」
もしこの間隔がひとつでもずれると、違うスケールになります。
例)「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」はメジャースケール
「全音・半音・全音・全音・半音・全音・全音」はマイナースケール
キーとは?
キーとは、スケールの基準となる最初の音(一番低い音)のことです。
1つのスケールに対して、「C」から「B」まで、全部で12個あります。
スケールの並ぶ間隔を「全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音」にしたまま、全体の位置をズラすと、メジャースケールのままキーを変えることになります。
例)キーDでのメジャースケールは、
「D」「E」「F♯」「G」「A」「B」「C♯」
スケールを理解するメリット
スケール(音の並び)とキー(基準の音程)の組み合わせを考えると、その通り数は、ほぼ無限になるので、いちいち覚えてられないです。
スケール(めっちゃある)×キー(12種類)= ほぼ無限・・。
最初から、スケールの種類を覚える努力をする必要はありません。ただし、以下2つの有名なスケールだけは、覚えておいて損はないです。
・メジャースケール(長調)
・マイナースケール(短調)
そして、この記事で説明した「スケールってどういうもの?」という所を理解してください。
そうすることで、以下のようなメリットがあります。
- メロディAを作った後に、そのメロディの音を含むスケールが分かると、同じ曲で使える、似た雰囲気のメロディBが作りやすくなる。
- 先にスケールを決めてからメロディを作ると、使える音が限られるのでメロディが早く出来る。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スケールの考え方が理解できると、メロディを作りやすくなる感じがイメージ出来ましたでしょうか。
皆さんも最低限の音楽理論を理解することで、効率的に音楽制作を進めてくださいね。

