これからDTMを始める初心者の方の中には、パソコンにもさほど詳しくないという方が多いと思います。
しかし、DTMを始める前にやっておきたいのが、Windowsの設定、そしてDAWソフト上の環境設定です。
これらを設定しておくことで、DTMをやっているときにノイズが発生したり、動作が遅くなったりする確率を下げることが出来ます。
それでは、具体的な設定内容について解説していきます。
DTM用のWindowsの設定
Windows Updateの実施
ほとんどの場合、DTMに使うパソコンはインターネットにも接続すると思いますので、Windows Updateを実施し、最新の状態に更新しておきましょう。
また、マカフィーなどのアンチウィルスソフトも、常に最新状態にしておくように設定しておきましょう。
なお、最もCPU使用率を下げる方法としては、インターネットに接続しない完全オフラインのDTM専用パソコンとして使用することです。
そうすれば、Windows Updateの更新もアンチウィルスソフトも不要になります。しかし、実際には、なかなかそこまでこだわれる人は少ないと思いますので。
不要なプログラムの削除
買ったばかりのパソコンでも、ほとんどの端末には、事前に色々とアプリがインストールされています。
しかし、実際は、ほとんど使わないようなソフトとか、パソコンメーカーのプロモーションを兼ねたアプリが多いです。
DAWソフトで最良のパフォーマンスを実現するには、なるべく不要なプログラムは削除しておきたいところです。
以下の手順で、不要なプログラムのアンインストールを行えます。
・左下のWindowsのロゴ(スタートボタン)を右クリック
・アプリと機能(F)をクリック
・不要なアプリケーションを削除
スタートアッププログラムの停止
Windowsの起動時に自動で作動するプログラム(スタートアップ・プログラム)を無効にすると、不要なプログラムによるCPU使用率を軽減できます。
以下の手順で、スタートアップ・プログラムを無効にできます。
- タスクバーを右クリック
- タスクマネージャー(K)をクリック
- [スタートアップ]タブをクリックします。
- 使用していない不要なプログラムを無効にします 。
電源プランの設定
電源プランをハイパフォーマンスモードにすることで、電源使用量を上げる代わりにパソコンの動作を速くすることが出来ます。
・コントロールパネルを開き、[電源オプション]へ移動します。
・電源プランを「高パフォーマンス」に設定します。
システムのサウンドを無効にする
システムのサウンドを無効にすることにより、DTMに必要でない音が鳴らないように設定できます。
わずかではありますが、これもCPU使用率を下げることが出来ます。
- コントロールパネルから[ハードウェアとサウンド]→[サウンド]の順に移動します。
- [サウンド]タブでサウンド設定を[サウンドなし]に設定します。
透明効果を無効にする
透明効果を無効にすると、スタートメニューの背景が透過するグラフィック効果が無くなりますが、CPUの負担を削減することが出来ます。
- 左下のWindowsのロゴ(スタートボタン)をクリック
- 設定をクリック
- [色]⇒[透明効果]の順に移動します。
- 透明効果をオフに変更
DTM用のDAWの設定
データ保存先の設定
DAWの安定動作を確保するためにも、可能であれば、DAWのアプリケーションとデータ保存先は、以下のように別々のストレージにしておきたいところです。
Cドライブ:
・DAWソフト
・ソフトシンセなどのプラグイン音源
Dドライブ:
・作成したプロジェクトファイル
・サンプリング音源(付属ソフト音源のデータ含む)
・バウンスした音源データの保存先
サンプリングレートの設定
サンプリングレートとは、録音するときに、アナログ音声信号をどれくらいの細かさで録音するかという数値です。
数値が高いほど、原音に近い音で録音出来るということになりますが、CPU消費率も高くなります。
なお、市販のCDは44100Hzですので、パソコンのスペックに問題が無ければ(録音中に音が飛んだり、ノイズが入ったりしなければ)、それ以上の数値に設定しておきましょう。
サンプリングレートの設定値
・32000 Hz
・44100 Hz ・・・市販CDの音質。
・48000 Hz ・・・よく設定されている値。最初はココでOK!
・96000 Hz ・・・ベンチマーク10,000以上のCPUならこれでもOK!
バッファサイズの設定
バッファサイズとは、録音した音をリアルタイムで再生するために、一時的にデータを貯めておくためのストックエリアの大きさのことです。
バッファサイズが小さいと、レイテンシーは抑えられますが、そのまま重い作業をすると事前の読み込みが足りなくなりブチッブチッとノイズが出始めたりとそのままでは作業できません。
逆にバッファサイズを大きいと、より低スペックのパソコンでもより重い作業を行う事ができますが、そのままでは録音時にレイテンシーが高くなり、遅れが生じます。
・128 ・・・録音時に遅れが気になるならココ!
・256 ・・・128でノイズが発生するならココ!
・512
・1024 ・・・最初はこの辺りに設定して様子を見る。
・2048 ・・・ベンチマーク10,000以上のCPUならココでもOK!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
DTMを始める毎に、しかるべきパソコンの設定を行っておくことにより、トラブルなくサクサクに作業を進めることが出来ます。
皆さんもチェックしてみてください。

