皆さんこんにちは、耳コミライターのUKです。
「R」と「L」の聞き分け出来ますか?
何度もリスニングするより効率的な方法があります。
それは自分の口で喋ることです。騙されたと思ってやってみると「ナルホド!」となります。
この記事では、日本人が一番苦手とする「R」と「L」の発音を簡単にマスターする方法について解説します。
リンキングとかを覚える前の準備として、これらの発音を抑えておくことでネイティブっぽさがグッとあがりますよ。
それでは、思いっきり「耳」を使っていきましょう。
Rの発音 カタカナ表記
「r」の発音は難しいということで有名ですね。
そもそも、日本語にはない音なのでとっつきにくいイメージがありますが、そんなに構える必要はありません。
「r」の発音に一番近い音が出せる、カタカナ表記があります。
それは「ゥラァ」です。
なお、「r」の次に来る母音によって以下のように変化します。
「r」の次に来る母音が
「a」の場合:「ゥラァ」
「i」の場合:「ゥリィ」または「ゥラァイ」
「u」の場合:「ゥルゥ」
「e」の場合:「ゥレェ」
「o」の場合:「ゥロォ」
って感じです。これでネイティブに近い音が簡単に出せると思います。
ちょっとゴチャゴチャして分かりづらいと思いますので、実際に使う単語で説明しますね。
・「Rice」 (ゥラァイス)
「r」に「ゥラァイ」を当てはめる感じですね。
それでは、実際の発音を聞いてみましょう。
どうでしょうか。
他の単語も聞いてみましょう。
・「Rain」 (ゥレェイン)
今度は「r」に「ゥレェ」を当てはめます。
思っているよりも、簡単じゃないでしょうか?
よりネイティブっぽくするコツとしては、舌を丸めてのどの方向に移動させながら発音することです。
※ちなみに、巻き舌(タングドリル)ではないです!
巻き舌になるとスペイン語とかイタリア語なまりな感じになってしまいます。
Lの発音 カタカナ表記
「l」の発音もまた、「r」と紛らわしい音として有名ですね。
「l」は普通に「ラリルレロ」でOKです。
その代わり、舌を前歯とか上あごあたりに軽く当てて発音してください。
「r」が舌を後ろに動かすのに対して、「l」は舌を前に動かす感じです。
・「Like」 (ライク)
そんなに難しくないですよね。
RとLを聞き分けるコツ
というわけで、「r」と「l」の発音は結構違うんですが、それでも同じラ行の発音のため、混同してしまうことが良くあります。
なので、聞き分けるコツを紹介します。
さて、ここで問題です。以下の例文どちらを言っているでしょうか?
A Do you like rice ?(ドゥユウ ライク ゥラァイス)
訳:お米好きですか?
B Do you like lice ?(ドゥユウ ライク ライス)
訳:シラミ好きですか?
正解はAです。
ちなみに、Bの音声はこちら。
まあ、Bのような質問してくる人は普通いないですけど、似た発音で全然意味が変わってきますよという説明です。
そして聞き分けるポイントは、前後の文脈を読むことです。
会話の中で、先ほどのようなフレーズが聞こえた場合は、ほとんどの確率でAと言っているでしょう。
また、いきなりそんな短文だけで質問されるシチュエーション自体がありえなくて、普通は
A Which do you like rice or bread for your breakfast ?
(ウィッチ ドゥユウ ライク ゥラァイス オオ ブゥレェド フォオ ヨオ ブレックファアスト)
訳:朝食に食べるならお米とパンどちらが好きですか?
みたいな感じでシチュエーションに合わせて補足される言葉がたくさんあります。
日本語で会話するときだってそうですよね?
聞こえてくる単語やフレーズから話題をイメージしながら話をするのであって、いきなり「米好き?」と言われても「え?何が?」となると思います。
まとめ
それではまとめです。
「R」の発音
①次に来る母音が
「a」の場合:「ゥラァ」
「i」の場合:「ゥリィ」または「ゥラァイ」
「u」の場合:「ゥルゥ」
「e」の場合:「ゥレェ」
「o」の場合:「ゥロォ」
②発音するときに舌を後ろに動かす。
③巻き舌にしてはいけない。
「L」の発音
①普通に「ラリルレロ」でOK。
②発音するときに舌を前に動かして前歯~上あごに当てる。
「R」と「L」の発音をマスターするのに苦労している人は多いと思います。
今回紹介したカタカナ表記をマネして実際に自分の口で発音して耳で聞くことで音に慣れていってください。
耳コミライターのUKでした、それではまた。